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味の違いはなぜできる
ここまでおコメの主要品種について紹介してきましたが、米のブランドによる「味の違い」を実感できていますか。一人暮らしを始めて大型スーパーの米売り場に行くようになると、数十種類のいろいろな産地の米のブランドが並んでいるのでビックリする人も多いかと思います。
普通の人が食べておコメのブランド・産地毎に違いを実感できるのでしょうか。それは食べ比べてみないと何ともいえないもので、同じ品種の米でも、山ひとつ越えるだけで味に違いが出ることもしばしばで、日照と朝晩の寒暖の差、水質も各地で変わります。
生産者によっての取り組み方も違いますし、これらは味よりも炊きたての香りの違いの方がわかりやすいとされているようです。
また、日本の米は品種の違いは当然ですが、他にも新米か古米かでも味の差があるともいわれており、古米はパサパサする傾向となりますが、これは欠点だけではなく、炒飯やリゾットはむしろ古米の方が美味しく調理できたりします。
高価なものの明らかな利点は、保温した後の劣化が遅いことで、美味しさが長持ちすることでしょう。この保温持ちの差は米の質が大きく影響しており、ブランド米の信頼もこうした点から生まれているようです。
品種もさることながら、おコメを収穫する前に関係する原因やおコメを収穫した後に関係する原因もあります。
おコメは田んぼで収穫されますが、消費者の手に渡るまでに、多くの手順があって、その1つ1つが味に関係しているということです。
おコメの品種と味の違い